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緑釉穀倉 (りょくゆうこくそう)1個

緑釉穀倉
緑釉穀倉 1個

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分野
考古 
員数
1個 
制作地等
中国 
出土地
中国出土 
品質形状
緑釉陶器 
法量(cm)
最大径18.0 高23.3 
時代
中国・前漢~後漢時代 
年代世紀
前1~後1世紀 
収蔵品番号
J430 
寄贈者名
阿形邦三氏寄贈 

サイロに似た円筒形の穀倉を象ったミニチュア模型である。傘状に張り出した屋根は瓦葺きで表し、頂部中央に円孔が空く。底部には回転糸切り痕が残り、焼成する前の段階で回転台で成形し、その後、糸で粘土を切り離したことが分かる。底部周縁には熊形の足が三本つく。
中国では多彩な器物のミニチュア模型「明器」がやきもので象られ、死者のあの世での幸福を祈って墓に副葬された。明器のなかでも穀倉は竈と並んで歴史が古く、春秋時代には秦で出現している。漢時代になると、明器のなかでももっとも一般的な器種のひとつとして領域のほぼ全土で盛んに作られた。なかでも緑釉穀倉は赤い胎土、傘状に張り出した瓦葺きの屋根に特色があり、前漢時代の紀元前1世紀から後漢時代の1世紀にかけて、陝西省・河南省などの華北地域でおもに流行した。

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