九州国立博物館

  1. 収蔵品データベース
  2. 加彩穀倉

収蔵品データベース

加彩穀倉 (かさいこくそう)1合

加彩穀倉
加彩穀倉 1合

「画像検索」で別カットの画像をさがす

分野
考古 
員数
1合 
制作地等
中国 
出土地
中国出土 
品質形状
加彩土器 
法量(cm)
通高31.6 身:最大径19.5 高31.1 蓋:径9.6 高0.9 
時代
中国・前漢時代 
年代世紀
前1世紀 
収蔵品番号
J429 
寄贈者名
阿形邦三氏寄贈 

円筒形の穀物倉庫を象ったミニチュア模型。身の頂部中央に口が空き、その上に円盤状の蓋が載る。底部は平底で、動物形の足が三本つく。文様は胴部の下端に赤い三角文がめぐるが、一部を除いて磨滅する。
中国では多彩な器物のミニチュア模型「明器」がやきもので象られ、死者のあの世での幸福を祈って墓に副葬された。明器のなかでも穀倉は竈と並んで歴史が古く、春秋時代には秦で出現している。加彩穀倉は固く焼しめた灰色の胎土、なで肩状の肩部の形態に特色があり、前漢時代中期から後期にかけての紀元前1世紀に河南省を中心とする華北地域でおもに流行した。河南省洛陽市の焼溝漢墓で出土した同型式の類例には「梁米萬石」「小麦萬石」などと記されたものがあり、穀物倉庫の明器であることを裏付けている。

  • 展示予定はありません。

画像のご利用について

収蔵品ギャラリーのトップへ戻る

ページの先頭へ戻る

    • 収蔵品ギャラリー
    • 収蔵品データベース
  • 対馬宗家文書データベース
  • 収蔵品画像検索
  • 文化交流展示室で見られる作品
  • Colbase
  • e国宝
九州国立博物館
  • サイトポリシー

Copyright © 2023 Kyushu National Museum.