九州国立博物館

  1. 収蔵品データベース
  2. 加彩駱駝

収蔵品データベース

加彩駱駝 (かさいらくだ)1軀

  • 展示中
加彩駱駝
加彩駱駝 1軀

「画像検索」で別カットの画像をさがす

分野
陶磁 
員数
1軀 
制作地等
中国 
出土地
中国出土 
品質形状
加彩土器 
法量(cm)
長23.0 幅10.2 高31.5 
時代
中国・唐時代 
年代世紀
7~8世紀 
収蔵品番号
G110 
寄贈者名
阿形邦三氏寄贈 

駱駝は「砂漠の船」と呼ばれるほど、シルクロードでの移動と交易品の輸送に重要な家畜であった。中国の人々にとってそれはシルクロードの砂漠を超え、はるか遠方の国々との交易によって財をもたらす、富の象徴でもあった。中国では豚・羊・牛・馬・犬などとともに駱駝も加彩土器で象られ、墓に副葬されたが、それは墓主の魂があの世でも豊かな暮らしを送れるように祈念してのことであった。このように副葬のためだけに作られた人物、ないし動物の陶器を「俑」という。駱駝の俑の副葬は遅くとも後漢時代に始まるが、異国との接触を通して文化の国際色がより豊かになる南北朝時代から唐時代にかけて、とくに盛んになる。本作は駱駝の表情や、積み荷、体毛などの細部に至るまで的確に表現されている。円熟味のある仕上がりは、盛唐の俑ならではのものである。

  • 展示期間(予定):2025年05月13日~2025年07月06日 [4階文化交流展示室 第8室]

画像のご利用について

収蔵品ギャラリーのトップへ戻る

ページの先頭へ戻る

    • 収蔵品ギャラリー
    • 収蔵品データベース
  • 対馬宗家文書データベース
  • 収蔵品画像検索
  • 文化交流展示室で見られる作品
  • Colbase
  • e国宝
九州国立博物館
  • サイトポリシー

Copyright © 2023 Kyushu National Museum.