当サイトではJavaScriptを使用しております。 JavaScriptをONにして再読み込みを行ってください。
「画像検索」で別カットの画像をさがす
硬く焼成した灰陶の器表に、白・赤・黄・緑・紫などで文様を描いた加彩土器。鈁とは横断面が方形を呈する壺の一種で、底部に高台がつく。本作には四角錐形の蓋を伴う胴部の相対する二面には游環を銜えた獣面形の金具「鋪首」を大きく描く。それ以外の部位には巻雲文・連続円文などを飾る。 中国の漢時代には鉛を触媒とした緑釉陶・褐釉陶のほかに、加彩土器でも墓への副葬に特化した器物「明器」が盛んに作られた。酒壺の一種と考えられる鈁はもともと青銅器であるが、漢時代には加彩土器でもよく写された。文様の彩色が全体的にこれほど良好な状態で残されている加彩鈁はたいへん貴重である。
画像のご利用について
前のページへ戻る
ページの先頭へ戻る
硬く焼成した灰陶の器表に、白・赤・黄・緑・紫などで文様を描いた加彩土器。鈁とは横断面が方形を呈する壺の一種で、底部に高台がつく。本作には四角錐形の蓋を伴う胴部の相対する二面には游環を銜えた獣面形の金具「鋪首」を大きく描く。それ以外の部位には巻雲文・連続円文などを飾る。
中国の漢時代には鉛を触媒とした緑釉陶・褐釉陶のほかに、加彩土器でも墓への副葬に特化した器物「明器」が盛んに作られた。酒壺の一種と考えられる鈁はもともと青銅器であるが、漢時代には加彩土器でもよく写された。文様の彩色が全体的にこれほど良好な状態で残されている加彩鈁はたいへん貴重である。
画像のご利用について