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胎土は灰色で、表面のほぼ全体に青磁釉が施される。平底の壺で、胴部と頚部とのあいだを突帯で隔す。胴部には人物像(あるいは仙人像)と蟠る龍の姿を俯瞰した姿の装飾を貼花で交互に配する。頚部より上は3層の大型建築物を象り、おもに楽器を演奏する人物像を飾る。第2層の屋根より上は蓋のように取り外し可能である。浙江省と江蘇省南部では、三国時代から東晋時代にかけて頚部より上に4口の小壺や大型建築物を立体表現で飾った特殊な壺が流行した。この種の壺は死後も安寧に暮らすことのできる仙界へと墓主を導く装置として、あるいは、葬送儀礼に際して魂が宿る依代としての役割を果たしたものと考えられている。「神亭壺」という通称は、その所以である。
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胎土は灰色で、表面のほぼ全体に青磁釉が施される。平底の壺で、胴部と頚部とのあいだを突帯で隔す。胴部には人物像(あるいは仙人像)と蟠る龍の姿を俯瞰した姿の装飾を貼花で交互に配する。頚部より上は3層の大型建築物を象り、おもに楽器を演奏する人物像を飾る。第2層の屋根より上は蓋のように取り外し可能である。浙江省と江蘇省南部では、三国時代から東晋時代にかけて頚部より上に4口の小壺や大型建築物を立体表現で飾った特殊な壺が流行した。この種の壺は死後も安寧に暮らすことのできる仙界へと墓主を導く装置として、あるいは、葬送儀礼に際して魂が宿る依代としての役割を果たしたものと考えられている。「神亭壺」という通称は、その所以である。
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