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各扇に種々の動植物を水墨で描く若冲の屏風が数セット紹介され、中に宝暦9~11年(1759~61、若冲44~46歳)の年記をもつ屏風があることから、本屏風の制作期も若冲40代半ば頃と推定される。85年におよぶ若冲の生涯の中では、ごく早期の作であり、工房作の多い晩年作とは一線を画する。彩色の「動植綵絵」30幅と同時期の作であり、若冲が着色画と並行し水墨画においても実験的な造形を試みていたことを証する。きびきびとした墨描、独特のシャープな形態、「筋目書き」をはじめ斬新な水墨表現など、若冲ならではの造形実験を示す優品で、先行する鶴亭など長崎派や黄檗絵画からの影響も窺える。
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各扇に種々の動植物を水墨で描く若冲の屏風が数セット紹介され、中に宝暦9~11年(1759~61、若冲44~46歳)の年記をもつ屏風があることから、本屏風の制作期も若冲40代半ば頃と推定される。85年におよぶ若冲の生涯の中では、ごく早期の作であり、工房作の多い晩年作とは一線を画する。彩色の「動植綵絵」30幅と同時期の作であり、若冲が着色画と並行し水墨画においても実験的な造形を試みていたことを証する。きびきびとした墨描、独特のシャープな形態、「筋目書き」をはじめ斬新な水墨表現など、若冲ならではの造形実験を示す優品で、先行する鶴亭など長崎派や黄檗絵画からの影響も窺える。
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