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稲富一夢(祐直、理斎、1552~1611)を祖とする稲富流砲術の秘伝書。稲富流は近世の代表的な砲術流派で、その秘伝書の内容は鉄砲の起源から、射撃の心得、得物による射撃方法・姿勢、玉の種類、玉目による鉄砲の仕様、火薬原料の配合、照準具の説明など、鉄砲に関する諸事にわたっている。福岡藩黒田家や米沢藩上杉家、彦根藩井伊家など名立たる大名家に採用され、地域的にも階層的にも多くの武士に広く受容された。 本資料は後欠の2帖以外に残る奥書から、慶長18年(1613)9月に野間喜左衛門尉重秀が渡辺三郎兵衛に伝授したものと分かる。稲富一夢の没後に近い時期の秘伝書であり、すでに当時の砲術が多様な武士層にまで及んでいた実態を示す好資料といえる。
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稲富一夢(祐直、理斎、1552~1611)を祖とする稲富流砲術の秘伝書。稲富流は近世の代表的な砲術流派で、その秘伝書の内容は鉄砲の起源から、射撃の心得、得物による射撃方法・姿勢、玉の種類、玉目による鉄砲の仕様、火薬原料の配合、照準具の説明など、鉄砲に関する諸事にわたっている。福岡藩黒田家や米沢藩上杉家、彦根藩井伊家など名立たる大名家に採用され、地域的にも階層的にも多くの武士に広く受容された。
本資料は後欠の2帖以外に残る奥書から、慶長18年(1613)9月に野間喜左衛門尉重秀が渡辺三郎兵衛に伝授したものと分かる。稲富一夢の没後に近い時期の秘伝書であり、すでに当時の砲術が多様な武士層にまで及んでいた実態を示す好資料といえる。
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