西山寺
現在地:長崎県対馬市厳原町

- 西山寺の石段。
天安元年(857)、島分寺が炎上した翌年、国府嶽の麓に大日堂を建てたのが大日寺と号するようになり、これがこの寺の起源だといわれる。永正9年(1512)宗貞国夫人の菩提寺となったことから、その法号にちなんで西山寺と改めた。
享保17年(1732)、日吉にあった以酊庵が焼失して西山寺に移転してきたため、西山寺は中村の瑞泉院に移ったが、明治元年(1867)に以酊庵が廃寺となり、西山寺が故山に還った。本堂に玄蘇・玄方の彫像があり、以酊庵の遺品が伝承されている。
参考文献